結果の見方
胃 部
所見名 | 所見の説明 |
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陥凹性病変 | 表面がへこんだ状態の病変をいいます。 潰瘍、腫瘍などで見らます。 |
隆起性病変 | ポリープ、腫瘍など胃・十二指腸などの粘膜病変が盛り上がった状態です。 |
ポリープ | 胃粘膜が隆起して起こる病変です。 |
多発性ポリープ | 胃粘膜が隆起して起こる病変が、複数個存在する場合です。 |
粘膜下腫瘍 | 胃粘膜の下から発生したこぶ状の病変をいいます。 |
潰瘍 | 胃・十二指腸内部の表面の組織が欠損している状態のことです |
潰瘍瘢痕 | 胃・十二指腸潰瘍の治った跡を瘢痕と言います。治った状態なので心配ありませんが、自覚症状があるようでしたら、精密検査を受けてください。 |
憩室 | 憩室は、食道、胃、十二指腸の壁の一部が外方へ袋状に突出したものです。 |
胃炎 | 胃の粘膜の炎症です。 |
慢性胃炎 | 胃粘膜が何らかの原因で持続的に炎症を起こしている状態です。 |
萎縮性胃炎 | 胃粘膜の慢性の炎症です。ピロリ菌感染が続いたあとに見られることが多いです。 経過観察をしてください。 |
萎縮性胃炎 (除菌後) | ピロリ菌の慢性感染により萎縮性胃炎は起こります。萎縮性胃炎が存在しますが、除菌を行った後の状態という所見です。 |
びらん性胃炎 | 胃の粘膜に起きた炎症によって粘膜表面に損傷が見られる状態です。軽度の炎症です。 |
タコイボ胃炎 | 粘膜の炎症によって浅い傷ができ、それを修復しようと粘膜の再生をくりかえしているうちに周囲がもり上がって、あたかもタコの吸盤のように見えるので、この所見になっています。 |
十二指腸炎 | 十二指腸の炎症です。 |
胃角開大 | 通常はU字型をしている胃角部の辺縁が開大している状態です。胃炎、胃潰瘍、腫瘍などの場合があります。 |
レリーフ集中 | 胃の内側の粘膜のひだが集中していることをいいます。潰瘍、腫瘍などの場合があります。 |
粗大レリーフ | 胃の粘膜にはしわがたくさんあり、それをレリーフと言います。粗大レリーフというのは、普通より太いしわがある状態です。 |
球部変形 | 十二指腸球部に潰瘍ができることで辺縁が変形している状態です |
充盈不良 | 十二指腸の球部と言う場所にバリウムが十分入らなかった、よく見えなかったという所見です。 |
逆流性食道炎 | 何らかの原因で胃酸が食道へ逆流し、食道粘膜に炎症をおこしてしまう疾患です。 |
食道裂孔ヘルニア | 本来腹部にある胃の一部が横隔膜の食道裂孔という穴を通って、胸部内に入り込んだ状態です。 |
バレット食道 | 繰り返す酸の逆流で食道の粘膜が変化して、胃のような粘膜になっている状態です。 |